国内営業
C.Y
本社 営業部
テスト
A.N
本社 技術部 テストグループ
機械設計
T.T
本社 技術部 設計グループ
機械組立
M.T
本社 製造部 機械組立グループ
電気組立
M.S
本社 製造部 電気組立グループ
国内営業
C.Y
本社 営業部
テスト
A.N
本社 技術部 テストグループ
機械設計
T.T
本社 技術部 設計グループ
機械組立
M.T
本社 製造部 機械組立グループ
電気組立
M.S
本社 製造部 電気組立グループ
海藻類の原料は、かつては国産が主流だったが、現在は輸入品が多くなっている。
特にお手頃な海藻類はほとんどが外国産。
ただ採取されるエリアによって異物の種類も少しずつ変わるため、緻密な選別除去が海藻類加工メーカーに求められている。
この大きな課題に長年向き合ってきた一人が、営業のC.Yだ。
国内営業
C.Y
海藻類の異物としてあげられるのが、貝殻やプラスチック片、漁網の繊維など。
海藻類は黒いものが多いので、大きなものは区別できても小さなものはなかなか見つけることができません。
中には海藻類の繊維と同じ大きさ、同じ色の異物があって、目視ではほぼ区別できないものもあります。
見た目は変わりませんが、口に入れると食感が違うので、すぐにわかってしまうんです。
そんな小さな小さな異物の混入が、加工メーカーの経営にまで影響してしまうのが今の時代です。
テスト
A.N
まずは大きな異物を取り除くことからスタートし、少しずつアップデートさせながら、ようやく同色のほぼ同じカタチの異物の検出除去にまでこぎつけたのが数年前です。
私が携わってからも相当テストを繰り返してきましたが、もう私でも目視できないほどの精度が出せるようになっています。
社長に聞いたんですが、開発に延べ10年はかかっていると。
国内営業
C.Y
そうですね、10年以上かもしれません。A.Nはテストのスペシャリストなんですが、海藻類のテストを繰り返す中で、微細な異物を見分けられる実力を身につけてしまったんです。
これには、ユーザー様も舌を巻くほどでした。最後の最後は「A.Nさんが目視チェックして!」と頼まれていましたし。


現在はほぼクレームゼロまで実現させた海藻加工向けの選別技術だが、その開発には苦労が絶えなかった。
まず手始めにカラーカメラと赤外線カメラを組みわせて解像度を上げ、光源を増やすことで目に見えない微細な異物の検出をできるようにした。けれどこれには弊害もある。
テスト
A.N
解像度を上げるために、カメラの台数を増やし設置間隔を狭めた結果、調整がシビアでかなり面倒な仕様になってしまったんです。
加えて、光源を増やした結果、装置が発熱してしまい、場合によっては材料の海藻を傷めてしまう可能性も出てきました。
そのため冷却装置を付加したんですが、ファンの音が大きすぎて、加工にあたる作業員の方の声が聞き取れないというクレームが起きたんです。
A.Nはその度に調整に走り、試運転を繰り返した。選別機というものは、目的を果たす機能を持たせるだけでは完成とは言わない。
設置環境下で快適に機能させ、携わる人たちを不快にさせることなく、自動化の恩恵を与えるものであること。
それが、服部製作所でのモノづくりであり、ゴールでもある。
機械組立
M.T
据付後にいただくユーザーさんからの声は本当に貴重です。服部製作所の場合、組み立てた人間が据付後の機械の面倒を見ることが多いので、
稼働状況だけでなく使用してみた感想や要望を直接拾う機会が多くあります。
実際に機能を果たしていても、使い心地や使い勝手など実稼働をしてみたからこその不満点や要望は、以降のモノづくりに大きく影響していきます。
それをくまなく吸い上げてこそ、服部製作所のモノづくりの真価だと思うので、ちょっとしたことでも拾い上げて、設計にフィードバックするようにしています。
製造の中でも超ベテランであるM.Tは、現場に足を運んでいるからこそ、服部製作所がやり遂げなければならないことが見えてくるのだと言う。
それは電気組立を担当したM.Sも同じ思いでいた。
電気組立
M.S
この海藻選別装置ができあがるまでは、装置そのものが大型であることが基本だったんです。
それをこれまでとは違ったアプローチの装置にすることで、さらに導入企業を増やすことができたんです。
装置を小さくすることで電気屋としては、配線の取り回しや熱の逃し方などで四苦八苦することも多いのですが、食の安心安全が資本力のある特定の企業だけのものではなく、中小零細企業も含めた業界全体の常識にしてゆくことこそ、私たちが取り組むべきモノづくりだと思うんです。結果、ダウンサイジングすることができて、導入企業も増えましたし、この装置づくりで得たノウハウは海藻類だけでなく、原点のお茶の選別機の世界までフィードバックさせることができているんですよ。
こうしてできあがった装置は、M.Sが言うように一気に海藻加工メーカーに広がり、食の安心安全のために大きく寄与している。
驚きなのは、装置を納品してすでに稼働しているにも関わらず、開発はそのまま継続して進められていることだ。
機械設計
T.T
突き詰めて求めている完全な機能を果たせること。それが、服部製作所のモノづくり精神であり、醍醐味。エンジニアとしての成長していくのと同じだと思うんです。
やめてしまったら、そこで終わってしまう。
ゴールがないという環境は機械も人も育ててくれるんですよ。
国内営業
C.Y
海藻類の黒い異物除去なんて無理だろう。お話をいただいたとき、心の中ではそう思っていました。大きさや重さなどは対応できても、同じ色・形状のものをどう選別して除去できるのかと。
でも服部製作所は匙を投げることがなく、やり切るメーカーなんです。社長がそういう人なので、影響を受けるんでしょうね。私たち営業だって同じで、諦めないですから。
テスト
A.N
もう海藻類のテストは数え切れないほどやりましたから、シャーレに海藻繊維と異物繊維を並べても光沢だけで区別できるスキルが身につくほどになりました。そんな私でも、手で取り出すことはできません。選別してから除去まで行える、これが服部製作所の機械と、他の機械との大きな違いです。別次元の開発を同時にやれるこの価値は、これからも大きなアドバンテージになるはずです。
機械設計
T.T
運用しながら開発を続け、アップデートしていく。こんなモノづくりができるところはきっと少ないのではと思います。
実際の現場からのフィードバックは設計にも大きな影響を与えてくれますし、別の開発にも役立てます。
機能面だけでなくユーザーからの要望(クレームも含め)は、
今後の設計思想にも反映できるので、素直に耳を傾けて応用していきたいと思います。
機械組立
M.T
お客様の母屋に入ってコミュニケーションできるのが、他の製造職とは大きく異なります。
組み上げた装置がどのような環境で、どんな人たちに使われ、世の中に貢献できているのかを知れることは大きいですし、直接、声が聞けるのは毎回勉強になります。
もちろん耳に入るのはよいことだけではありませんが、その声を装置に反映させ続けられ、喜んでもらえることは、この仕事の一番の醍醐味かもしれません。
電気組立
M.S
海藻選別装置だけでなく、現場で勉強して知識を高め、経験を積むことで成長することができます。
いまだに気づきや新しい経験を積むことができるのも、服部製作所ならではかと思います。
正直、難しい制御も増えてきているので、ベテランであっても失敗することはあるんです。
そうした教訓も含め、後輩たちに伝えていくようにしています。黙々と工場で組み立てるのもいいですけれど、納入先の現場での学びは桁違いに面白く、成長できますよ。